脱水症状による体重変化
人間の体内の水分量は子供が約8割、成人が約6割と言われています。
人間は水分がとても多く出来ているので脱水症状になって体内の水分がとても減る事はとても危険です。
また、脱水症状になって10%以上の体重が減ってしまうと命の危険も出てきます。
今回は脱水症状の体重の減少別にどのような症状がでてくるか書いていきたいと思います。
体重別危険度
体重によってだいぶ危険度が変わってきます。暑い日は特に体重の変化に注意してください!
2~5%減少(軽症)
ほとんどの場合が見た目でも分からず、点滴をしなくても問題はありません。
なので、スポーツドリンクや経口補水液などの水分補給で対処していきましょう。
<症状>
・喉の渇き・口の渇き・頭痛・立ちくらみ・めまい・だるさ・食欲不振などです。
6~9%減少(中等症)
症状によっては点滴が必要になってきます。
また、血圧や臓器内の血流が低下してしまいます。
<症状>
・酷い口の渇き・頭痛・だるさ・めまい・嘔吐・唾液の減少・尿の減少などがあげられます。
10%以上の減少(重症)
このくらい減少してしまうと点滴や入院が必要になることがほとんどになってきます。
また、合併症も引き起こしてしまう事もあります。合併症についてはこの記事の下の方に詳しく書いていきます。
<症状>
・幻覚・錯覚・精神症状・昏睡・死亡など重篤な症状になってしまう事が普通にあります。
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合併症
脱水症状が悪化してしまうと思わぬことに重い病気につながることがあります。
理由
脱水症状になると体内の水分がなくなったしまうので血液の中の水分もなくなってしまいます。
血管内の血液は9割が水分と言われていて水分がなくなってしまうとドロドロとした血になってしまい血栓になりやすくなってしまうので合併症につながります。
主な合併症
心筋梗塞
心筋梗塞とは心臓近く血管が詰まってしまう事で起きる病気です。
昔は心筋梗塞にかかった人の2週間のうちに3分の1が亡くなってしまうとされていた恐ろしい病気でした。
今ではCCUなどといった治療室も設けられていて死亡率は以前より少なくなりましたが、いまだに亡くなってしまう人がいるのは事実です。
心筋梗塞は健康な若者でも十分に発症してしまうので他人事とは思わず注意していきましょう。
脳梗塞
これは脳の血管がつまってしまう事で起きます。
脳は身体の司令塔とも言われとても重要ですが、脳梗塞になってしまうと血液が届く量が低下してしまい酸素量も減り脳に障害が出てきてしまいます。
また、脳梗塞になってしまうと多くの場合に後遺症が残ってしまうので脱水症からの合併症でならない為にも対策しましょう。
まとめ
脱水症状になると体重の減少で危険度が簡単に分かります。
ただ、脱水症状は危険なので自分で判断せずに医師に診察してもらうのが1番良いでしょう。
脱水症状の対策については下のリンクからご覧ください。
暑い日は脱水症状に注意?帽子や水分の取り方も大切?対策方法を紹介
脱水症状の応急処置については下のリンクからご覧ください。
脱水症状になった時の応急処置の仕方は?すぐに出来る対処方法を紹介!
脱水症状のまとめページは下のリンクで紹介しています。
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