カブトムシの蛹の育て方

幼虫の頃から大事に育ててきたカブトムシたちがついに蛹になってオスなのかメスなのか目に見えてわかりやすくなってきます。

ここまで来たら大丈夫!!なんて思ったら大間違いです。

蛹になってからも注意していかないといけないことがたくさんあります。

今回はカブトムシの蛹の育て方や注意点について書いていきたいと思います。

蛹の時の育て方と注意点

カブトムシの幼虫は時期は少し前後はしますが5~6月の間に蛹になる準備を始めます。

この時期になったらカブトムシの幼虫黄色くなり、「蛹室」というものを作り始めます。

温度も20~25度と暑くなる過ぎる年でなければ、特に気にすることはありません。

マットの水分量が大事

カブトムシを育てていくどの成長段階でも水分の量は大切になってきます。蛹になる時ももちろん重要になってきます。

蛹室を作る時の水分量は乾燥し過ぎず、びちょびちょにし過ぎずです。

理由としては乾燥している状態だと土がさらさらとしてしまい蛹室が固まりません

その場合は蛹室を作ろうとしてどんどん上に来て土から出てきて蛹になってしまう事もあります。

その時は人工の蛹室を作ります。作り方として程よくマットを濡らして深さ10㎝程の穴(トイレットペーパーの芯程)を作り固めてその中に蛹をそっと置きましょう。この時にむやみに蛹を触ると角が曲がったりするので最小限だけ触るようにしましょう。

びちょびちょだと蛹室に水が溜まってしまう事があり最悪の場合死んでしまう可能性もあります。

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飼育かごに深さが必要

日本のカブトムシは縦に蛹室を作るので15~20㎝程の高さが必要になってきます。

ある程度の高さがないと成虫になった時に角が曲がったりしてしまいます。

蛹室には触らない

蛹室がしっかりと作れているカブトムシに関しては蛹室をむやみに触らないでください

蛹室は1度しか作れず最初に作った蛹室が壊れてしまうとほとんどのカブトムシが死んでしまいます。

もし、自由研究などで観察がしたいなんて方は蛹室を作る前にに瓶やペットボトルなどに移しましょう。

また、この時期になってくるとカブトムシがしわしわになってくるので死んでいるかもと思うかもしれませんが特に問題はないので大丈夫です。

そして万が一壊してしまった時は上記の「マットの水分量が大事」のところに人口の蛹室の作り方が書いてあるのでそちらをご覧ください。

羽化したら

羽化をしても羽が最後まで固まらないので数日間は出てきません

そして、土から出てきたら蛹になる少し前からマットの入れ替えをしていないので糞が溜まっていたら土を入れ替えてあげましょう。

蛹が動かない

カブトムシの蛹が動かなくて不安になることがあると思います!

カブトムシの蛹は動く個体もあれば、動かない個体もあります。

蛹はむやみに触ることが出来ないので調べにくいですが、死んでしまったカブトムシは灰色になってしまうので灰色になってしまった場合には諦めた方が良いかもしれません。

ただ!蛹室に入っていて色も普通な場合には、動いていなくても元気な場合もあるのでむやみに触って弱らせるよりは静かに見守ってあげた方が良いかなと思います!

まとめ

ここまで育てると立派なカブトムシになるまであと少しです。蛹になってからも大変ですが頑張りましょう!!

小学生くらいのお子さんだと自由研究の題材にもいいかもしれません。

羽化を成功させて夏の思い出が増えたらいいなと思います。

カブトムシの成虫の育て方は下のリンクからご覧ください。

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