クラゲの種類と生態
海に行ったら必ずと言っていいほど見るクラゲ!
今回は日本周辺にいる主なクラゲの種類と生態について一覧にしてみました。
ミズクラゲ(ヨツメクラゲ)
このクラゲは見たことあるよ~なんて方も多いのではないでしょうか?
ミズクラゲは傘の部分に胃腔・生殖腺が4つあり透けて見えることから「ヨツメクラゲ」とも呼ばれています。
ミズクラゲは成長段階にポリプと呼ばれる時期があり、ポリプの時期は自然治癒力がとても高く粉々にすり潰しても復活します。
ミズクラゲは日本周辺の海どこでも見られます。また 透明で美しいクラゲなので水族館や飼育用としても人気です。エサは主にプランクトンです。
傘の直径は約15~30㎝で、触手の数は多いと24本になります。
アカクラゲ(ハクションクラゲ)
このクラゲは触手が長くて気持ち悪いですね・・・
アカクラゲが乾燥すると毒を含んでいる刺糸が舞い上がり人が鼻で吸い込むとくしゃみを引き起こすことから「ハクションクラゲ」と呼ばれます。また、傘に赤い縞模様がある事から「連隊旗クラゲ」などとも呼ばれていたりもするそうです。
そして、この長い触手は長いものだと2メートル以上になりますが、とても切れやすいそうです・・・。
アカクラゲも日本周辺の海ならどこでも見ることが出来ますが、主に太平洋側に多く生息しています。
傘の直径は約9~15㎝で、触手の数は40~56本になります。
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アンドンクラゲ(電気クラゲ)
出典:WIKIMEDIA COMMONS
このクラゲは触手が少ないですね!触手の長さは20㎝程度!
アンドンクラゲの由来はアンドンとは漢字にすると行灯・行燈と表記され、昔、照明器具として使われていた行灯(行燈)に似ていることから名前が付けられたとされています。また、刺されたら電気のはしるような痛みなので「電気クラゲ」と言われます。
アンドンクラゲはクラゲの中では泳ぐ力が強く黒潮に乗って日本近海から北海道まで北上します。
傘の直径は約3~3.5㎝で、触手の数は4本です。
カツオノエボシ
出典:weblio辞書
クラゲが名前に入ってない・・・!でも安心してください、しっかりクラゲの仲間です。
このクラゲも刺されると電気が走るような痛みなので「電気クラゲ」とも呼ばれています。カツオノエボシの由来はカツオが本州太平洋側に来る時期に潮に乗ってきて、浮き袋が烏帽子(えぼし)に似ていることから名前がつけられました。
触手の長さは10~50m程ととても大きいです。
カツオノエボシは主に本州の太平洋側に見られます。
浮き袋の直径は約10㎝で、触手は小さいのも合わせたらたくさんあります。
まとめ
今回は日本周辺の海にいる主なクラゲ4種類についてまとめてみました。この他にも
・日本各地の浅瀬の岩場で見ることが出来る「カギノテクラゲ」
・沖縄など暖かい海で見られる「ハブクラゲ」などがいます。
*このブログで生息地などを書いていますが、クラゲのほとんどが触手に毒を持っていて危険なので安易に触ったりはしないでください。
クラゲについてのまとめページは下のリンクから
クラゲの種類や発生時期は?刺されてしまった時の対処法のまとめ
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